コスモスの花は、不毛の大地にも群生して咲き、行き交う人々の心を潤してくれます。その花は、一つひとつは小さな花に過ぎませんが、愛らしく、たくましく咲き誇り、世界中の人々に親しまれています。
コスモスの花が、荒地にもしっかり根を張り、綺麗な花を咲かせるように、我社が展開する店舗も1店1店がその地にしっかり根付き、「地域のお客様に豊かな暮らしを提供するドラッグストア」となれるように、社名を「コスモス薬品」といたしました。コスモス薬品は、コスモスの小さな花のように1店1店は小さな店に過ぎませんが、商圏を自ら分割し商圏人口1万人に1店というドラッグストアとしては非常識な集中出店を目指しています。これにより、その地域で圧倒的な存在感を示すことで、消費者の立場に立った品揃えと低価格化が推進できると考えたからです。
また、コスモスには無限に広がる宇宙(Cosmo)も語源に含まれています。コスモス薬品も全国にたくさんの店舗を展開することで、無限の可能性に挑戦してまいります
コスモス薬品は日本で初めて小商圏をターゲットとしたメガドラッグストアを多店舗展開するビジネスモデルを構築しました。小売業はいろいろな業種が入り乱れて大変激しい競合状況にありますが、足元の小さな商圏(商圏人口1万人)に限定すると競合は限られてきます。
小商圏での競合業態は、食品スーパー、小商圏型ディスカウントストア、コンビニエンスストア、500平米型ドラッグストア。 これらの競合に対抗する当社のメガドラッグストアは医薬品・化粧品のみならず日用雑貨、生鮮三品以外の食品等の日常の暮らしに必要な消耗品を満載した、 非常に便利が良い店舗となっています。現代人にとって最も重要なものは時間であり、時間の節約こそが消費者最大のニーズ。それを満たす新しいビジネスモデルが、『小商圏型メガドラッグストア』なのです。
小売業では、大きな商圏には大きな店舗、小さな商圏には小さな店舗という考えが常識です。しかし、コスモス薬品は、あえて小さな商圏に可能な限りの大型店をつくり、その地域にお住まいの方にとって最も便利の良い店舗をつくることを基本コンセプトとしております。
コスモス薬品が考える小商圏とは、商圏を自ら分割して他社の入り込む余地がない程の小さな商圏を意味します。その小商圏内で圧倒的なシェアを獲得することを目指しています。これからの小売業はこの小商圏でお客様の支持を得てこそ、真の勝者となるのです。
小商圏(商圏人口1万人)に限定した出店戦略では個々の店舗の売上は見劣りしますが、近隣のお客様に足繁く、そして末永くご利用いただけることで永続的な繁栄が可能と考えます。また、商圏を小さく設定しているので、たくさんの店舗を出店することが可能です。 よって、日本国内にまだまだ何倍もの出店が可能であり、大きな成長余地が広がっているのです。
九州という日本で最もディスカウンターが多く、低価格戦争が一番激しい市場で当社が学びとったことは、 お客様との信頼関係が何よりも重要だという事です。 当社が日替わりや時間帯別の特売やポイントカードを廃止したのは、「おとり販売」はやめて毎日安い価格を継続させてこそ消費者からの「信用」を勝ち得ることができると考えたからです。
ごく短期間に限られた商品のみを安く売る販売方法では、忙しいお客様を満足させることはできません。だから、当社は「あの手この手の販促策」は一切行わず、様々な商品をいつでも安心の低価格で販売する「毎日安い(Everyday Low Price)」戦略を実施しているのです。
これにより、特売のための値札の張替えや無駄な陳列作業がなくなります。
また、発注・納品に伴う作業も簡素化でき、物流も平準化することでサプライチェーン全体のオペレーションコストを低く抑えることができるのです。このように、 あらゆるコストを可能な限り抑制し、良い商品を1円でも安くお客様に提供することで、地域のお客様に豊かな生活を提供してまいります。
豊富な品揃え、そして広く開放的な店内でお客様にはじっくりと商品を吟味して購入いただきたい。この「セルフセレクション」を基本としつつも、一方で迷われているお客様に対しては的確なアドバイス「ライトカウンセリング」を行う。専門知識を有したスタッフの真心の応対に最も力を入れています。
商品を1円でも安く提供するために、可能な限りのコスト削減に取り組みますが、心温まる人的サービスも最大限に取り組んでまいります。